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| 角
膜 の 構 造 |
角膜は黒目の上を覆っている、わずか500ミクロンという厚さしかない透明な膜です。そんな薄い膜ですが、なんと5つもの層に分かれています。
いちばん内側は角膜内皮細胞と呼ばれている層で、厚さは約20ミクロン。角膜を透明に保つのに非常に重要な役割をします。
その外側にあるのがデスメー膜。7〜8ミクロンという、角膜のなかでももっとも薄い層です。
真ん中は角膜実質。これが角膜の本体で、ほとんどコラーゲン組織からできています。
角膜実質の上側にあるのは、厚さ10ミクロン程度のボーマン膜です。
このボーマン膜とデスメー膜は、角膜の形をドーム状に保つ骨格のような働きと、外側の強い刺激から角膜の内部を保護するバリアのような働きを持っています。たとえて言うと、強度を高めるために使用される鉄筋コンクリートの“鉄筋”のような役割をしているのです。
そしてもっとも外側にあるのが厚さ約50ミクロンの角膜上皮と呼ばれる細胞で、再生能力が高く、ささいな傷などはあっという間に修復します。
これら5つの層は外側にいくほど扁平な形になっているのが特徴です。
さて、角膜とは光がいちばん最初に入ってくるレンズです。レンズといえばもうひとつ、水晶体がありますが、光の屈折に及ぼす影響は角膜の方が断然大きいということがわかっています。角膜と水晶体、合わせて100%の屈折力があるとすると、そのうちの70%は角膜の力によるものです。
ですから角膜のカーブの形を少し整えるだけで全体の屈折力が変わり、ピントの位置を容易に修正してあげることができるというわけです。
しかも角膜はたいへん柔らかい組織ですので、扱いやすいという点でも屈折異常の矯正にとても適した部分といえるのです。 |
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